比婆山久米神社について

比婆山久米神社について

国生みの母・イザナミノミコトが眠る比婆山

「比婆山」は、日本最古の歴史書「古事記」に記載された最初の山であり、伊邪那美命(イザナミノミコト)の埋葬された由緒ある山です。そして山頂には、古くからこの山を守ってきた久米神社(奥宮)があります。

久米神社は、出雲国風土記、延喜式に記載されている古い神社で創建は不明です。たびたび火災に遭遇しその度造営されています。現在の社殿は、昭和15年現在の位置に建立した権現造りの社です。

主祭神の伊邪那美命は、陰陽初の神で、子授かり、安産、子育ての神社として信仰を集めています。奥宮は、山頂にあるため体力と時間に余裕のない方は、ふもとの里宮で参拝を終えられる場合もあります。

里宮は、寛文13年(1673)に遷(うつ)しましたが、昭和10年の大火で全てが消失し、戦中に立てられた現在の神社は、山陰地方に珍しい神明造りとなっています。比婆山久米神社は、鳥取県に隣接し、島根県の最東端にあり、地形的に交通の便が悪いですが、日本の母の眠るこの大地は霊域であり、心のオアシスとして、隠れた観光スポットといえるでしょう。

■御祭神
・伊邪那美之尊
・速玉之男神
・事解之男神

■住所
・下の宮
 島根県安来市伯太町横屋844-1
・奥ノ宮
 島根県安来市伯太町横屋486

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